読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「何読んでるの?」と聞かないで

おもしろい本と出会うことが私の生きる目的である

題名は嘘。『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』堀江貴文

ビジネス

スポンサーリンク


f:id:summer39191628:20160913004603j:plain

寸評:堀江貴文氏が考える起業アイデア集。タイトルと中身が全然違う。

 

まあよく確認しなかった私が悪いんだけどさ、こんなにも題名と内容が違う本があるものかね。このタイトルじゃ、けっこうなメッセージ性を期待しちゃうでしょ。

イデアは半端じゃない

そもそも中身も堀江氏のメルマガの内容をまとめたものであり、彼が新たに執筆している部分はあとがきだけである。それに価値を見出す人も多いと思うので、本書の中身自体は別に「はずれ」ではない。私が勝手に思い違いをして、ガッカリしただけだ。

そもそも中身は堀江氏が考える新たなビジネスモデルを、非常に具体的に書いたものなのだが、そのアイデアの質には驚かされるばかりである。

本人は自分のことを「努力の人」だと言ってはばからないが、ここまでの力の差を見せつけられると、「いや、あなたは特別でしょ」と言いたくなるというものだ。

きっと何かビジネスを始めたいと思っている人には、垂涎の書になることだろう。こんなにもアイデアが溢れているのだから、行動さえ起こせば成功するのは目に見えている気がする。まあ私は試してないから分からんがな。

堀江貴文の異常性にやられる

何度も書くが彼は異常である。努力だけでこれだけの力を発揮できるとは思えないし、私だっていい大人なので、この世には歴然とした才能があることぐらい知っている。

私が思うに、堀江貴文氏が嫌われるのは、その圧倒的なまでの優秀さゆえじゃないだろうか。

人は自分を劣等だとは思いたくないものである。しかし、メディアに目を向ければそこには自分を劣等だと認めざるを得ないような、華やかな人たちがひしめいている。

顔の造作だったり、スポーツの才能はあからさまに「特別な人、自分とは別世界の人」という認識、というか諦めを感じられるからいいが、堀江氏の場合はビジネスだ。才能の差が目に見えて実感できない。

そんなに人に水をあけられたら、誰だって劣等感を意識せずにはいられないものだ。

そうすると人はどうするか。己の心を守るために、対象から逃げるか、攻撃するかのどちらかである。

逃げること、目を背けることは負けを認めるのと同じなので抵抗があるだろう。

だからみんな「あいつはきっとズルいことをしている」と何の根拠もないことを信じてみたり、「デブ」とかいう自分が勝っている(と思える)部分を攻撃したりするのだろう。

その姿は“醜い”の一言でしかないのだが、得てして人は自分の姿は鏡がないと見えないものである。

金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?

堀江貴文 徳間書店 2013-04-26
売り上げランキング : 27337
by ヨメレバ

獄中という状況を感じさせない未来を見据えたビジネスアイディアの数々に加え、本書では、それを実現するためのメソッド、思考を読み解く手引きとして、メールマガジン読者とのQ&Aを再構成の上、収録。
さらに特別解説として、著者のよき理解者である文化人類学者・船曳建夫氏、夏野剛氏、藤沢数希氏、西村博之氏ら識者が、著者の思考の補助をしつつ、合理的思考を説く。